日本でしか作れない野菜、日本人しか食べない野菜7選

日本の農産物は世界各国で食べられています。日本政府はそんな日本の農産物に対し、2019年には農産物輸出1兆円を達成するという目標を立てています。日本独自の品質と味を武器に、積極的に世界へ輸出しようとしている日本ですが、日本でしか作れない野菜というものはあるのでしょうか。またさまざまな野菜を世界へ輸出しようとする中で、日本人しか食べない野菜はあるのでしょうか。

1. 日本でしか作れない、日本人しか食べない野菜
- 1.1. ゴボウ
2. 日本人しか食べない野菜
3. 日本人特有の食べ方も

日本でしか作れない、日本人しか食べない野菜

ゴボウ

まず日本でしか作れず、日本人しか食べない野菜を紹介します。それが「ゴボウ」です。食物繊維が豊富で、お弁当のおかずや晩御飯の惣菜として欠かせない根菜ですが、海外の方からすると、あの独特の香りとえぐみが受け入れがたいと言われています。

ゴボウの有名な話に、戦時中の逸話が挙げられます。大東亜戦争中、アメリカ人の捕虜の食事としてゴボウを調理したところ、木の根っこと勘違いされてしまいます。そして戦後の裁判で「捕虜に木の根っこを食べさせた」として罪に問われた、という話があります。確かにあの独特な見た目は、間違えられてしまうかもしれませんね。

近年では、その豊富な食物繊維が健康にいいということが海外の方にも認められるようになり、徐々に認知度が高まっていると聞きますが、それでもまだまだ「木の根っこ」感は残っていることでしょう。

日本でしか作れない、と紹介しましたが、海外でもゴボウが栽培されています。が、日本人しか食べないことから、ほぼほぼ日本でしか作れないうえに日本人しか食べない野菜として認識してよいでしょう・・・！

日本人しか食べない野菜

松茸

日本人定番の秋の味覚「松茸」は、日本人しか食べない野菜として有名です。あの香り高い松茸は、国産となると驚くほどの高値がつく高級食材です。しかし海外の人にとってあの香りは

靴下の臭い
シャワーを浴びてない臭い

と評されるほど不人気な香りです。海外の人にとっては不快な香りすぎるのか、北欧の松茸の分類学上の名前は直訳すると「靴下キノコ」とのこと。相当嫌な臭いなんですね・・・。

こんにゃく

野菜、というより加工されたものではありますが、あの独特の食感を受け入れられない人が少なくありません。ほんのりと生臭さを感じる臭いも苦手な人が多いです。先で紹介したゴボウのように、健康志向の高まりから「こんにゃく麺」「こんにゃく米」などヘルシー食品として注目を集めるようにはなりましたが・・・まだまだ好んで食べるのは日本人だけのようです。

ミョウガ

日本では、薬味としてよく用いられるミョウガ。海外ではMyogaやJapanese Gingerの呼び名で知られていますが、積極的に食べられている様子はありません。ですが海外の園芸家さんの反応（参考文献5）を見てみると、手巻き寿司などの日本食文化が浸透しつつあるからか、美味しく食べている人がほとんどです。