農業に関連した仕事に興味がある人におすすめなのが農業求人サイトです。農業法人や農家の求人がたくさん掲載されており、さまざまな農業関連の仕事に触れることができます。サイトごとに特徴があり、職業体験ができるものやボランティアとして農業に触れられるものもあります。
まずはJAのホームページを見てみよう
まずおすすめしたいのが、各地域のJA(農業協同組合)のホームページです。各地域のJAごとにホームページのつくりが異なるため、求人情報のないサイトもあるかもしれませんが、農業を始める地域が定まっている場合には、その地域の情報を知るという点でも役立つはずです。
JA東京中央のホームページでは、一般消費者が農業を体験できるイベントなどの情報が掲載されていました(2020年11月10日時点)。「農業に関心はあるけれど、本格的な参入はまだ考えていない」という人は、まず農業体験イベントに参加してみてはいかがでしょうか。
東京農林水産総合ウェブサイト「とうきょうの恵みTOKYO GROWN」を見ると、東京都で就農する(農業で働く)のページに、就農までの流れが詳細に記載されています。また東京での就農を考えている人は、担い手育成に取り組む農業者のもとで研修を受けることができる広域援農ボランティアに参加するのもいいかもしれません。
おすすめ農業求人サイト
新規就農相談センター
新規就農相談センター(ホームページ名は『農業をはじめる.JP(全国新規就農相談センター)』)は、一般社団法人全国農業会議所が運営している農業求人支援サイトです。
求人情報のページを見てみると、現在は新型コロナウイルスの影響で人手不足になった農業経営体からの短期求人情報が掲載されていました(2020年11月10日時点)。新規就農相談センターのサイトに掲載された求人情報ももちろんありますが、ハローワークや行政機関等の求人情報サイトへのリンクも貼られているので、このサイトを起点に求人情報を探すのもおすすめです。
新規就農を目指すあらゆる人に役立つ情報が用意されているので、今まで農作業を経験したことがない人や自分に農業の適性があるかどうか気になっている人なども安心して情報を収集することができます。いきなり求人情報を見るのではなく、農業を体験するページから農業体験に応募し、そこから農業に触れていくのもおすすめです。
第一次産業ネット
第一次産業ネットは、その名の通り、第一次産業に特化した求人サイト。先で紹介したサイトと違い、求人情報に特化したサイトなので、すでに農業求人での就職・転職を心に決めている人には情報収集しやすい便利なサイトだと感じます。
第一次産業に関連する企業の求人が揃っているので、農業法人や個人農家のみならず、農業資材などの企業を探すこともできます。一般的な雇用条件はもちろん、業種や職種が詳細に分かれていることや、さまざまな条件を指定できることから、自分の希望に沿った求人を探すことができます。
また第一次産業ネットの特色として外せないのがサポートサービスの充実度。プロのアドバイザーが適した求人を紹介してくれる「エージェントサービス」はとても有名です。
あぐりナビ
あぐりナビもまた、さまざまなジャンルの農業求人がそろった魅力的な農業求人サイト。トップページに求人件数が記載されているのが印象的です。見学OKや農業体験OKといった求人もあるので、「就農する前にまず農業に触れてみたい」という人にも安心です。
サイトの構成はすっきりとしており、求人情報一つ一つを収集していきたい人にはとても見やすいサイトなのではないでしょうか。
農家のおしごとナビ
農家のおしごとナビは、農業求人サイトの中でも農業未経験者向けの求人が充実しているのが特徴です。正社員や期間限定のアルバイト募集だけでなく、後継者を募集している求人もあり、その雇用形態の幅広さも印象に残ります。イメージがわきやすい写真付きの情報や地図から求人を探せるといった、このサイトならではのサービスが面白い求人サイトです。
農mers
「現代ならでは」と感じたのが、農mersです。これは働き手を必要としている農家と、農業に携わりたい人をマッチングするアプリです。チャット機能を使って、直接農家に問い合わせることもできれば、農家側からスカウトすることもできるのが特徴です。直接やりとりできる求人情報というのは珍しいですよね。
ボラバイト
最後にご紹介するのはアルバイト求人サイト・ボラバイトです。
求人情報には農業以外のお仕事も掲載されていますが、農業や酪農に関するお仕事も探すことができます。住み込みで働く内容が大半を占めていますが、日帰りのものもあります。その仕事や人とのふれあいといった経験を目的としているため、農業未経験者の方にこそ活用してほしいサイトです。