岩深水が発見されたのは全くの偶然でした。
今回は岩深水の誕生秘話をお届けします。
偶然が産んだ岩深水
岩深水が発見されたのは1960年ごろのことでした。
悠久の山々が連なる、滋賀県岩間山。
花崗岩を採掘していた鉱山の入り口から、坑道内の明かりを頼りに500メートルほど進んだところ。
地下600メートル。ここが岩深水が誕生した場所です。
長い時を経て偶然現れた天然水
花崗岩の採掘の際には、発破用のダイナマイトをしかけるために直径3センチメートルほどの穴を掘ります。
その穴から、突如鉄砲水が湧き出してきました。
これが「岩深水」の誕生です。
岩々の間を旅して辿り着いた水源
調べてみると、地中深くを流れる地下深層水が、数十年から数百年という長い年月をかけて岩々を伝い、ひょんなことからこの小さい穴から現れた、ということがわかりました。
このことからこのお水は「岩深水」と名付けられ、みなさまの元へ届くこととなりました。
採水口はこの小さな直径3センチメートルほどの1つの穴のみ。
一日の湧出量は毎分80L。安定してはいますが、多くはない、貴重なお水です。
岩深水の水源に関してはこちらの記事『岩深水はどこから来たの?』をご覧ください!
次回は『岩深水ができるまで』をお送りいたします!