岩深水はどこの水?
岩深水は滋賀県で採れているお水です。
・・・こう聞いて「岩深水は琵琶湖の水なの?」と思われた方も多いはず。
今回は「岩深水はどこから来てるのか?」をご説明します。
多くのミネラルウォーターは…
日本の多くのミネラルウォーターは山に降った雨水が、地面にしみ込み下流で湧き出る伏流水(地下水)と呼ばれるものです。ひと口に伏流水といっても地表に近いほど土壌の影響を受けやすく、地表の水と性質が近くなります。
一般的に「湧き水」「井戸水」と呼ばれるものはこの伏流水というものです。
岩深水は地下深層水
これに対し「岩深水」は、坑道奥500mの花崗岩層より湧水しています。岩間山は日本海側から複数の断層が比叡山を経て複雑に交差している位置にあります。
「岩深水」はただの伏流水ではなく、この複雑な活断層の中に永い年月(推定1000~6000年!)を経て溜まり、断層の裂け目をパイプがわりに上がって来て、偶然にもこの坑道にぶつかり湧き出た「地下深層水」なのです。(上の図をご参照下さい!)
水には年齢がある?!
地下水には年齢があると言われています。その年齢は、水の良し悪しを決める大きな要因となります。地中深く永い年月をかけて流れる伏流水は、いろいろな土壌中を流動していく課程で純度の高いおいしい水に変化していきます。このため、地表深くをゆっくり流れた水ほど湧水として良質であり、飲んでおいしい水と感じます。
「地下深層水」である「岩深水」は、前述の伏流水とは古さから言っても全く違うもので、長い長い年月をかけて花崗岩層で浄化され、湧出しています。「岩深水」も名水となるためには長い年月が必要なのです。
水の美味しさは地層が鍵。
「岩深水」は、井上長石鉱山から偶然湧き出た湧水です。
この鉱山からは「長石」という花崗岩が採掘されます。
(※長石は花崗岩を形成する鉱物の一部です。)
花崗岩は、マグマが地下でゆっくり冷えてできた深成岩のため、「長石」などの鉱物が大きく粒状になっています。これらの鉱物は多微細な多孔室(小さい穴がたくさん空いている石)なので、水などを通すと不純物を取り除き浄化する作用があります。いわゆる天然のろ過フィルターといったところでしょうか?
「岩深水」は、このすぐれた鉱物「長石」の地層から湧き出たミネラルウォーターです。「長石」という自然のフィルターで磨かれ、そのかわり周りの石に含まれる天然のミネラル成分を取り込んで湧き出た、バランスのとれた貴重なミネラルウォーターなのです。
まとめ
岩深水は
・活断層の中で永い時間濾過された「地下深層水」
・「長石」という自然のフィルターで磨かれたお水
・周りの石から天然のミネラル成分をバランス良く取り込んだ貴重なお水
なんです。普通のお水との違い、わかっていただけましたか?
貴重な「岩深水」。是非一度味わってみてください!