【長野県東御市】RIDE’N Attendant乗車体験記🚌Part.6
引き続きQ&Aを載せていきます!
第5回目はこの方です!🌸
Q:RAをやってみて、楽しかった・面白かった・印象に残ったことを教えてください。
A:RIDE’Nを通して多くの方に出会えたことです✨
第1期の時は新しいバスに対して物珍しさがあったのか、勇気を出して乗ってみた!など行動力のある方と出会う事がとても多かったです。そのため様々な経験談を教えていただいたり、価値観を知ることができました。ご年配の方の中には車を運転したことがなく、長年東御市にお住まいですがいつも徒歩圏内だけで生活されていた方もいて「今日は湯楽里館に行ってみる!」「明日はツルヤだ!」と日に日にその方の行動範囲がグッと広がっている姿を目の当たりにしました。
また、保育園児のみなさんが乗車してくださりとても楽しそうにしている笑顔が凄く嬉しかったですし、ご年配の方が保育園児に席を譲ってくださって幅広い世代が一緒に乗車している姿を見てこちらも幸せな気持ちになりました。
Q:乗客の方とのエピソードを教えてください。
A:土地勘がほぼ無い状態で東御市のRIDE’Nに乗車していました。しかしお客様はみなさん優しくて「この地域は歌舞伎が有名なんだよ」「移住者が多くて面白い文化があるのよ」など本当に沢山の事を教えてくださいました。複数の乗客の方がいましたがみなさん初対面同士でも「クリスマスは何食べますか?」「うちは〇〇でケーキ買うよ」「うちもです!」「それ美味しそう!!!買おうかな~!」とバスの中が一つの話で盛り上がっていたのを覚えています。
常連のお客様と仲良くなってお手紙✉️を頂いたときは本当にやってて良かったなぁと思いました。RIDE’Nに乗車していて心が温かくなることばかりでした。
Q:乗客の方がよく行っているという印象を持った場所はどこですか?
A:湯楽里館・ツルヤ(スーパー)です。
ご友人を誘って数人で湯楽里館に行く姿をよくお見かけしました。湯楽里館オープン前後の便はとても乗客数が多かったです。「この便でツルヤに行って、次の便までに買い物を済ませるんだ!時間ないけど行ってくる!」と張り切っていた方が印象に残っています。みなさん時刻表を見ながら計算をして予定を立てていらっしゃいました。
Q:乗客の方に多かった声はありますか?
A:実証実験最終日の3月31日に乗車した際に「このバス無くなってしまうのよね、残念」という言葉を多くいただきました。実証実験開始の時は様々な改善点や厳しいお声も頂きましたが徐々に周知されていき最終的に「便利だった」という声が多くて嬉しいです。
Q:乗客の方に聞いたお話の中で印象に残ったお話はありますか?
A:4世代で乗車してくださっていたお客様がいらっしゃいました。ひ孫さんがバスが大好きで4月から保育園に入るのでその前にたくさん乗りたいと仰っていました。RIDE’Nが家族の思い出の一つになっている事がとても嬉しかったです。
Q:バス内のサイネージや降車ボタンの仕組みはいかがでしたか?
A:スマホに慣れていない方は揺れる車内で降車ボタンを押すのが一苦労でした💦期を重ねるごとに改善され、タッチしやすくなっていました。予告降車システムは「お話が盛り上がって降りたい場所でボタン押すのを忘れて通過してしまった!」ということがなく安心でした。
サイネージに関しては席のボタン・車内のモニター・運転手のモニターが全て連携されているため動かなくなってしまったときは案内や運転手さんとの連携を取らなくてはならないので大変でしたが、しっかりと作動してれば運転手さんもリアルタイムで情報が分かるので安心して運転できると思います。
初めて乗車する方は「降車ボタンどこにあるの?」という反応でしたが席にあるスマホで操作する旨を説明をするとすぐに対応してくださいました。
Q:談慶さんのアナウンスはいかがでしたか?
A:談話が始まると、音楽+談慶さんの声でバスの中が明るくなりました。ご飯を食べているシーンを聞いていると本当にお腹が空いてしまうくらいリアルな表現でした。バスが向かっている場所に合った内容が流れるため、聞いていて私自身東御市の知識が増えました。名産品のお話もあったので観光の方にも聞いて欲しいと思いました。談話を聞いてクスっと笑ってくださる方、常連の方になると「このバージョン初めて聞いたね!」とお話されている方がいました。
Q:顔認証に関しての感想を教えてください
A:第1期で「顔を登録しないと乗れないバス」という印象が広まってしまったようでRIDE’Nに対して抵抗を感じさせてしまったのではないかと思います。電波の弱い場所、乗車・降車人数の多さによって時間がかかってしまうため課題が多かったと感じます。顔認証がまだ日常的ではないのでお勧めするのが難しかったです。「顔を登録するなんて恥ずかしいわ」という声がありました。アンケートでは「何がメリットなのか分からないから登録しない」という回答が多かったです。
お客様との会話がとても多かった印象ですね。
長年、徒歩圏内だけで生活されていた方がバスによって行動範囲が広がったというエピソードは、MaaSとして行動変容の小さな成功事例の1つになるのではないでしょうか!😆
こういった元気な高齢者を増やし、地方が活性化するきっかけになったらうれしいですね😊
—–
東御市ホームページ:https://www.city.tomi.nagano.jp/category/koutsuu/154368.html
CANVASサービスページ:https://k-canvas.com/
事業主体 東御市先端 MaaS 協議会
(株式会社カクイチ/カクイチ建材工業株式会社/東御市/東御市商工会/信州とうみ観光協会)
問い合わせ先
株式会社カクイチ 03-3262-3341
東御市商工観光課 0268-64-5895