【長野県東御市】RIDE’N Attendant乗車体験記🚌Part.4
引き続きQ&Aを載せていきます!
第3回目はこの方です!🍀
Q:RAをやってみて、楽しかった・面白かった・印象に残ったことを教えてください。
A:カクイチでは前例の無い事業であり、会社としても初めてのことが多く様々なトラブルもありました。その度に社員だけではなく、市や商工会、バス会社の皆さんと試行錯誤を繰り返しながら運行していくことにやりがいや楽しさを感じましたし、事業を成功させるという目標に対する皆さんの熱量も肌で感じることができました。
Q:乗客の方とのエピソードを教えてください。
A:小さなお子様のいるご家族とお話をしている際に、妻が出産を控えていたことを話したことがあったのですが、2か月ぶりにご家族をアテンドした際にも出産の話を覚えて頂いており、バスに乗る度に無事生まれたか気になっていたとお言葉を頂いたことが嬉しかったです😊
Q:乗客の方がよく行っているという印象を持った場所はどこですか?
A:湯楽里館です。無料券の効果もありますが、普段はゆうふるを利用しているがバスが運行している為、湯楽里館を利用するようになったというお客様もいました。また、行きたい場所ではなく、バスからみえる景色(夕日の見える山々など)が見たくて乗車される常連の方もいます。
Q:乗客の方に多かった声はありますか?
A:バスの事業が無くなってしまっては困る。春以降も継続してほしいとのご意見は多々頂きました。残念ながら東御市では終了しましたが、免許の無い方や、1人暮らしの高齢の方には本当に必要だとのお声を頂きました。
Q:乗客の方に聞いたお話の中で印象に残ったお話はありますか?
A:家族と同居しているが平日の病院への通院や買い物に行きたくても、家族に頼りづらいのでできるだけバスを利用したいと話していた方がいました。地方の交通の不便さはなんとなく理解しているつもりでしたが、私自身は運転に支障がなく、真剣に考えたことがありませんでした。この事業で乗客の方のお話を聞いて、地方での高齢の方の移動手段の確保は自分や家族の未来にも直結する課題であることを身近に感じました。
Q:バス内のサイネージや降車ボタンの仕組みはいかがでしたか?
A:4期は乗れなかった為わかりませんが、初期は顔認証等の技術力を押しだした仕組みでインパクトがある反面、乗客が使いこなせていない印象はありましたが、3期の段階ではシンプルでわかりやすく、初めて乗車された年配の方でも一度説明すると理解して頂けて良いシステムだと思います。
初期は乗車される方全員に説明を行って、乗客の方もタブレットの操作に苦手意識があり、RA自身で操作することが多かったですが、システムがシンプルになるにつれ、RA任せではなく乗客自身で操作して頂けるようになりました。
Q:顔認証に関しての感想を教えてください
A:コロナと重なった為、マスクを外しての顔認証は少しストレスだと感じるかもしれません。私自身個人のスマートフォンの顔認証を利用していますが、マスク着用時には不便さを感じています。
インパクトはあるので新しい技術に抵抗感のない方は積極的に利用していました。マスクを外しての撮影に関しては不便さを感じている方はいました。
今は困っていなくても、10年、20年先を見据えると、今後は地方に根付いた公共交通が必要になってきますね。RAとして乗車することで自分自身に置き換えて考えたということがとても素敵です✨
運営側としても今回の反省点を次回の実証実験に生かしていきます!
—–
東御市ホームページ:https://www.city.tomi.nagano.jp/category/koutsuu/154368.html
CANVASサービスページ:https://k-canvas.com/
事業主体 東御市先端 MaaS 協議会
(株式会社カクイチ/カクイチ建材工業株式会社/東御市/東御市商工会/信州とうみ観光協会)
問い合わせ先
株式会社カクイチ 03-3262-3341
東御市商工観光課 0268-64-5895