2017/12/19 | レポート |
「感謝の気持ち」
皆さんこんにちは!
各地で雪も降るようになり、どんどん寒くなってきました。皆さん車のタイヤ替えなど冬支度はすみましたか?
前回から約2週間が経った埼玉県にある農家様のカーネーションですが、ご覧の通り順調に成長しております!
ウルトラファインバブル水で栽培中のカーネーション「感謝の気持ち」
こちらが11月下旬に取った根の写真。
ポットをひっくり返すと下に白い根が張っています。
今後、この白い根や毛細根が印のところからどんどん伸びていって、ポット内に更に根が張っていきます。
次にウルトラファインバブルシステムで散水したカーネーションの苗。
元気なカーネーションは葉が白くなっているのが見分け方の一つですが、こちらの写真も前回に比べて白く、葉がさらさらとしてきました。
ここから、1月下旬の鉢替えまでピンチという芽と脇芽(側枝)をピッキングする作業を2回し、最後に5月の出荷前に修正ピンチというものをします。
このピンチ。これをしないと中央の芽だけ伸びてしまって花芽の数が伸びなくなってしまいます。
切花はスプレーという中央の茎をメインに放射線状に咲かせる方法などをとりますが、鉢のカーネーションの場合は花芽の数を増やすためにピンチ作業がかかせません。
こんな風に中心と側枝を摘んでしまいます。
この作業をひとポット×3回×個数分やるんだから、鉢のカーネーション栽培の手のかかりようが想像できるかと思います。
こうして手をかけて育てたお花ですが、実際どのような経路で私達の元に届くのでしょうか。
直売や農協を通して、または市場での販売などさまざまですが、ここで花卉市場の小ネタを一つ。
普通市場では”せり上げ”と呼ばれるどんどん価格が高くなる方法が一般的ですが、花卉市場ではその反対の”せり下げ”という方法が採用されているんだとか。
別名「ダッチオークション」と呼ばれる手法で、どんどん値が下がるところを1回だけ入札できるというもの。
せり下げのポイントは。
・仲間と口裏を合わせて値を上げる談合防止。
・多品種の花を鮮度よい状態でさばくためのせり時間短縮。
ただし、”せり上げ”も併用している市場もあるようなので、”絶対これが欲しい”という花がある人や農家さんにとってはこちらがよさそう^^
10月下旬の播種からウルトラファインバブルの苗はだいたい8~10cmほどに順調に成長しています。
引き続き、皆さんの手元に届くまでウルトラファインバブルカーネーションをレポーティングしていきたいと思います。