2024/02/26 インタビュー

【新潟県】新潟のイチゴ栽培に革命!曇天に咲き誇る越後姫!

投稿者:カクイチ


新潟県胎内市
渡邊庄悦様

サラリーマンをしていたが、稲作をしていた父の後を継ぎ就農。
「イチゴの高設栽培」の作業性の良さと清潔な労働環境に魅力を感じ、自分の代からイチゴの栽培をスタートした。
栽培経験18年。

なぜウルトラファインバブル(UFB)を導入されましたか?

普及センターの先生から「イチゴは酸素をしっかり供給すると根が良くなるよ」とアドバイスを受け、市販の金魚用エアーポンプをタンクに入れて灌水していたが、特に効果は感じていなかった。
そんな折、農機具用倉庫でお世話になっているカクイチさんが「酸素UFBを始めた」と案内に来てくれたので、「これはやるしかない!」と思い、導入した。

ウルトラファインバブルの効果はいかがでしたか?

前作は諸事情によりUFBを使用していなかったが、その期間があったからこそ、今作で改めて効果を実感している。
同じ9月3日定植でも、感覚的に慣行区よりも酸素UFB区の方が1週間程度生育が早い。

肥料や灌水はどうされていますか?

UFB導入初年度に、肥料や水の使用方法を変えずに栽培してみたところ、明らかに酸素UFB区の生育が良かった。
そこで、「肥料吸収効率が良いのであれば、液肥の濃度を薄めても良いのではないか?」と考え、2年目は希釈倍率を1500倍から2000倍に薄めてみたが、収量が減ってしまった。
3年目は、初年度と同様の栽培方法にしたところ、初年度と同じ生育状態に戻ったため、それが適正値と判断し、それ以降変更していない。

新潟のイチゴ栽培とウルトラファインバブル

新潟県は、冬季の積雪や日照時間の短さから、草勢低下や生育遅延および収穫量や品質低下が課題である。
そんな環境下でも、酸素UFBのおかげで従来より樹勢が良くなり、収量を増やすことができた。
何故、酸素UFBでこの効果が得られるのかが分からなかったが、2年前にカクイチさんがA-SITEで開催した「新潟イチゴ農家UFB勉強会」で、曇天時の吸水促進とカルシウム吸収の優位性に関するデータを拝見して、UFBの効果に納得した。
UFB発生装置は、曇天の多い新潟県にこそ生かせる資材だと思うので、新潟県のイチゴ農家に広く普及すると嬉しい。

カクイチへの要望

農薬散布にもUFBを使用できれば展着効果も期待できるため、今作が終わったら取水口の追加を相談したいと考えている。

今後について

自分はカクイチさんと同じで「誰もやっていないこと」に挑戦をするのが好きな性格である。
渡邊さんの住んでいる地域は、他の地域に比べて電気代や燃料費のコストも高いため、いかにコストを抑えつつ収量を確保するかを考えており、新しい資材の情報にも常に触れている。
だからこそUFBに出会うことができた。
直接販売も食味は大好評で、UFBさまさま。
来年の1月から「新潟県指導農業士」に就任予定なので、県のイチゴ農家さんにどんどんUFBの良さを紹介していきたい。