2023/12/25 | インタビュー |
【栃木県】良い苗ができれば、黙っていても獲れる!
「イチゴ王国 栃木県」で“とちおとめ”を栽培しているイチゴ農家。
イチゴ栽培に関して知見が深く、独自の栽培に対する考えを持っている。
栽培経験25年。
なぜウルトラファインバブル(UFB)を導入されましたか?
2016年ごろ、夏場の苗づくりで炭疽病が出て困っていたところ、「カクイチのUFBをつかって、木が健康になり病気が軽減した」という農家さんの話を聞いた。
根は植物の土台であり、根がしっかりしていれば病気にも強い苗ができるという考えから、根に酸素をダイレクトに与えるのは良いだろうと感じ、導入に至った。
ウルトラファインバブルの効果はいかがですか?
UFBを導入して以来、作を重ねるごとに苗がどんどん良くなっている。
今までの苗とは力強さが全然違い、根張りがよく、病気になりにくい健康な苗ができた。
本圃に植えてからも変わらず元気でとても良い感じである。
また、本圃で灌水として使ったところ、UFB導入前はイチゴの色づきに2~3日程度かかっていたが、導入後は1〜2日で赤くなり、収量が増えた。
それに応じて、灌水頻度もUFB導入前は5〜7日に1回程度だったが、導入後は7〜10日に1回程度まで減らしている。
肥料と灌水についてどのように考えられていますか?
植物は基本的に根から吸収するため、根が太くて強い健全な状態ならば、上物は自然と良いものになると考えている。
関さんは、健全な根を作るためにUFBの施与をベースとし、灌水量や追肥の有無、その他気温調整などで生育を調整している。
水を与えすぎると味が落ちてしまうため、灌水頻度は1週間に1回程度と低めで管理している。
また、関さんは細根をターゲットとし灌水しており、常に濡らしておくと心臓部(主根)が腐ってしまう気がするため、土壌表面はカラカラにしている。
今後について
毎年どんどん株の出来が良くなってきており、現状のUFBの効果にとても満足している。
腰の調子を考慮しても、今の労力での収量がちょうど良いため、これ以上の高望みはしていない。